理研BRCの植物遺伝子リソースの保存と提供について

書誌事項

タイトル別名
  • Preservation and distribution of plant cDNA resources in RIKEN BRC

説明

理化学研究所バイオリソースセンター(理研BRC)実験植物開発室ではナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)に参画し、シロイヌナズナ/植物培養細胞・遺伝子の課題を実施している。本発表では、保存・提供するリソースの内容に加え、NBRPの支援で開発したcDNAリソースのバックアップ保存技術について紹介する。<br> 一般的にcDNAリソースの保存はグリセロールストックを作成して超低温槽内で保存しているが、長期の停電や機器の故障、更には大規模な災害があった場合にはリソースが全滅する可能性がある。しかし、大規模なcDNAライブラリーにおいてはコストとスペースの制約から、超低温槽でのバックアップ保存は困難である。そこで超低温槽を用いずに長期間cDNAリソースを保存する技術の開発に取り組み、冷蔵庫または-30℃の冷凍庫でDNAの長期保存が期待できるプロトコルを確立したので紹介する。今後開発したプロトコルを用い、理研BRCが保存・提供するシロイヌナズナ、ヒメツリガネゴケ、ポプラ、キャッサバ、タバコ、ハクサイ、T. halophila由来のcDNAについて、理研播磨研究所でのバックアップ保存を検討する予定である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680610083200
  • NII論文ID
    130006995423
  • DOI
    10.14841/jspp.2011.0.0575.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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