過熱蒸気を用いたアスベスト無害化技術の開発

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タイトル別名
  • Developement of de-asbestization method of building material containing asbestos using overheated steam

抄録

過熱水蒸気を用いて、アスベストを含有する建材を非石綿化し、その建材がセメントの原料として使用可能である ことを確認した。さらに、ビジネスとして実施するために、実大規模装置の検討、採算の検討などを行った。 1)900℃の過熱水蒸気の雰囲気の下で、アスベストを含有する建材を900℃の状態で1時間保持して、非石綿化す ることができた。まず、小型実験装置で6種類の建材に関して、実験した結果、すべて非石綿化できた。次に、大 型実験装置を用いて200kgのスレート波板の非石綿化実験を実施した。建材中心の温度が900℃に到達した直後に、 建材が非石綿化できたことが確認できた。 2)小型実験で非石綿化できた建材6種類を粒径0.01mm以下に粉砕して、蛍光X線回折にかけて分析した。その結果、 石灰石などを加えて成分調整することで、セメントの原材料として使用可能であることを確認した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680644220416
  • NII論文ID
    130005034293
  • DOI
    10.14912/jswmepac.19.0.278.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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