Knowledge of Dishes among College Freshman

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  • 大学新入生の調理についての知識の現状

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<BR> 【目的】<BR>  近年,多様化する中食および外食産業により,日常的に家庭で調理をする機会が減少している。そのため,食材や調理法を知らずに食べている場合も多くある。食育を推進するためには食材や料理について知ることも大切なことである。そこで,大学の新入生の料理名に関する知識について調べ,その知識と調理技術の関連性があるか検討した。<BR> 【方法】<BR>  アンケート調査は,2007年4月に入学直後の大学生71名と短期大学生133名の計204名を対象に実施した。料理名は日本・西洋・中華料理の64品目,切り方は24項目について調査した。<BR> 【結果】<BR>  料理の質問項目のうち,「できる」と答えた割合が高かったものは,「サンドウィッチ」や「スクランブルエッグ」であった。これらの料理は,ほとんど切る操作を必要とせず,手軽に作れるものである。また,「ハンバーグ」や「ギョウザ」のように切る作業を必要とするものもあげられた。これは種々の切り方のなかで,「できる」と回答した割合が最も高かったものが「みじん切り」であったことと関連していると考えられる。一方,「できない」と回答した割合の高い料理は,「肉まん」,「シュウマイ」,「アップルパイ」や「シュークリーム」であった。これらは手作りされることはほどんどなく,加工品として購入することが定着している料理だと考えられる。また,「さばの竜田揚げ」,「ぶりの照り焼き」,「あじの塩焼き」などの魚料理も「できない」料理の上位に挙げられ,これまでに報告した魚に関する知識が低いという結果と一致していた。「ぬた」,「ブラマンジェ」,「果汁かん」は料理名を「知らない」と回答した割合が高く,最近では食べられていないことが推察された。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680667386368
  • NII Article ID
    130007012428
  • DOI
    10.11402/ajscs.20.0.156.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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