Characteristic property of granulated sugar on cooking (part 1)
-
- SAKAMOTO Kaoru
- Kenmei Women's Junior College
-
- MIURA Kayoko
- Kenmei Women's Junior College
-
- TACHIBANA Yyukari
- Kenmei Women's Junior College
-
- KOIZUMI Yae
- Kenmei Women's Junior College
-
- SAKUDA Harumi
- Kenmei Women's Junior College
-
- KISIHARA Shiro
- Kenmei Women's Junior College
Bibliographic Information
- Other Title
-
- グラニュ糖の調理特性(第1報)
- –Cooking temperature of caramel sauce–
- –カラメルソースの調製温度–
Description
【目的】砂糖は、調理上大変身近で重要な役割を果たしている食材である。砂糖には、上白糖、グラニュ糖、白双糖、三温糖、黒砂糖、その他いろいろな種類があるが、砂糖は甘味料として使われるだけでなく、その特性を生かした菓子や料理が数多くある。特に砂糖の加熱特性を利用した調理には、フォンダンや砂糖衣、抜絲、カラメルなど興味深いものが多く、温度によって性状が段階的に変化する。カラメルソースは、砂糖溶液を着色するまで加熱して作るソースで、着色や着香、味つけに用いられ、その煮詰め温度は、一般的に160℃–180℃とされていることが多い。しかし実際には、180℃まででは十分な着色が見られないこともある。今回は、カスタードプディングに適したカラメルソースの調製温度について検討するため、2社のグラニュ糖を用いてカラメルソースを調製した。<br>【方法】試料は、市販の2社のグラニュ糖を用い、28メッシュ以下の粒度のものを実験に供した。温度測定には水銀温度計と熱伝対を用い、標準温度計により温度補正を行った。また、pHおよび吸光度を測定し、有機酸の生成状況や着色状況を観察した。<br>【結果】加熱は、通常の調理操作に近い条件となるように熱源や昇温時間を検討し、実験を行った。その結果、一般的にカラメルの調製温度として示されている温度では十分な着色が認められない製品があることがわかった。また、カラメルソースを調製する過程での差異を明らかにするため、昇温過程の一定温度で加熱を止めてpHおよび色調等を比較したところ、明らかに差異が認められ、純度の非常に高いグラニュ糖であっても、製品により調理の上で大きな差があらわれることが明らかとなった。
Journal
-
- Abstracts of the Annual Meeting of the Japan Society of Cookery Science
-
Abstracts of the Annual Meeting of the Japan Society of Cookery Science 16 (0), 56-56, 2004
The Japan Society of Cookery Science
- Tweet
Keywords
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680667746176
-
- NII Article ID
- 130007012964
-
- Data Source
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- Abstract License Flag
- Disallowed