本学学生の行事食における魚介類の使用状況について
書誌事項
- タイトル別名
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- Usage of sea food for event dishes of our university students
抄録
【目的】本学学生を対象にした魚の摂取状況を昨年度の大会で報告した。今回は先人より受け継がれてきた伝統的な行事の認識と関連した魚介類の使用状況について調査を行った。 【方法】本学家政学部栄養学科・同短期大学部栄養科1、2年生195名を対象とし、授業時にアンケートを配布し記入後回収、調査期間は、2009年12月~2010年4月である。 【結果】本学学生の行事の認識度については、“正月”93%、“大みそか”91%、“土用の丑”が90%を占めた。魚介類を使用する行事食では、“土用の丑”にうなぎを食する回答が85%であった。その食し方は、蒲焼きが94%を占め、せいろ蒸し、白焼きとの回答もあった。“正月”では使用魚介類の種類が多く、えび152件、鯛73件、次いで、いわし(田作り)、ぶり、にしん、はまち、鮭、まぐろ、たこが続いた。“節分”ではいわしが13%、“ひな祭り”では蛤が11%出現していた。蛤の調理法としては潮汁であった。“大みそか”では、えびが36件出現し、調理法は、ほとんど天ぷらとして食されていた。行事食に出現数の多い魚介類はえびが123件、鯛120件、うなぎ114件、いわし62件(田作りを含む)、まぐろ28件であった。鮮魚店の月別売れ高をみると、7月の“土用の丑”にうなぎの売れ高が約10倍と多く消費されていた。また、えびの扱い方では“正月”で曲げて調理をする55%、まっすぐ調理する22%であった。“ひな祭り”では曲げて調理する50%、まっすぐ調理する28%であった。“長寿の祝い”では、曲げて調理する68%、まっすぐ調理する8%であった。祝い事に使用する風習として、腰が曲がるまで健康で長寿であることを願い、えびは曲げて扱われることが多いことがわかった。
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 22 (0), 145-145, 2010
日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680667876224
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- NII論文ID
- 130007013168
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可