新聞に見る昭和時代の食生活に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Dietary Life Reported in Newspaper during the Early Showa Period (1926-46)
- - From the Viewpoint of Food -
- -食品の視点から-
抄録
【目的】昭和元年から太平洋戦争終結までのおよそ19年間を研究対象とし、新聞紙面に掲載された食品に関する記事(食品・栄養・調理・食糧経済等)の全てから食生活の実態および食品の動向を明らかにすることを目的とした。<BR>【方法】調査資料として東京朝日新聞を用いた。対象期間を昭和元年(1926年12月25日)から20年(1945年12月31日)までとした。対象期間に掲載された食に関連する記事を全て抽出し、見出しに掲載された食品名を日本食品標準成分表の18分類に従って分類し、その年次変化を追った。食品群別割合および内容から、当時の人々の生活に関わりが深かった食品について考察を行った。<BR>【結果】食に関する記事の件数の変化から19年間を4期に区分した。件数が100件程度だった昭和2年~5年(_I_期)、200件程度に増えた6年~11年(_II_期)、300件以上から減少していく傾向を示した12年~16年(_III_期)、再び増加し、500件に達した17年~20年(_IV_期)とした。_I_期では食品の栄養素(特にビタミン)を紹介する記事が多かった。_II_期では新しい食品(特に輸入果物)の紹介が多く、果物類、肉類の記事が他の期より多い傾向にあった。_III_期では食品の調理方法、栄養、衛生的な取り扱いなど食生活への啓蒙が話題になり、穀類の記載が増える傾向にあった。_IV_期では出荷量、価格や配給などの食料経済的な話題、どんぐり、野草など代用食の紹介が特徴的であり、種実類、きのこ類、卵類の記載が少なかった。特に米に関する記事では節米方法が中心となり副材料や代用食が紹介されていた。新聞記事に掲載された食品およびその取り上げられ方の変化により、戦時下における食生活状況の変化が明らかになった。
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 23 (0), 167-167, 2011
日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680669947648
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- NII論文ID
- 130007016096
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可