書誌事項
- タイトル別名
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- Function and Biosynthetic Mechanism of Poly-γ-Glutamate, a Main Component of Natto Mucilage
- 「納豆の糸」の主成分,ポリ-γ-グルタミン酸の機能と生合成機構
- ナットウ ノ イト ノ シュセイブン ポリ ガンマ グルタミンサン ノ キノウ ト セイゴウセイ キコウ
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説明
最近, 納豆が健康食品として注目されているが, 「納豆の糸」の主成分はポリ-γ-グルタミン酸(PGA)であり, D-グルタミン酸を多く含んでいる. また, PGAには多彩な機能があり, その有用性にも注目が集まっている. しかしながら, 納豆菌のPGA生合成機構は長い間不明であった. 本稿では, PGAの色々な機能や生合成機構について紹介する.1. ポリ-γ-グルタミン酸の構造と機能 PGAはグルタミン酸のγ-カルボキシル基とα-アミノ基がイソペプチド結合で連なったポリマーである. 主として納豆菌(Bacillus subtilis)などのBacillus属細菌によって生産されるが, 好塩古細菌Natrialba aegyptiacaや腔腸動物であるヒドラもPGAを生産する. その分子質量は1万ぐらいのものから100万を越えるものもある(表1). 炭疽菌Bacillus anthraciの生産するPGAはD-グルタミン酸のみから構成されているが, 好アルカリ性細菌Bacillus haloduransやN. aegyptiaca, ヒドラL-グルタミン酸からなるPGAを生産する.
収録刊行物
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- ビタミン
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ビタミン 79 (2), 71-78, 2005
公益社団法人 日本ビタミン学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680678261760
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- NII論文ID
- 110002880413
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- NII書誌ID
- AA11693298
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- ISSN
- 2424080X
- 0006386X
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- NDL書誌ID
- 7262183
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
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- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可