音楽産業の産業構造の変化に関する事例報告
書誌事項
- タイトル別名
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- Structural change of the music industry
- Case study on international business of Jrock
説明
歴史的に見ると、日本の音楽産業はレコード会社が全ての機能を内部化した垂直統合であったが、1961年以降レコード会社のみならず、マネジメント会社や音楽出版社がレコード制作に参入し分散化した。本報告ではJrock(日本のロック)やビジュアル系を事例に、音楽産業の新たな構造を報告する。Jrockやビジュアル系は現在、日本のアニメや漫画と同じように、海外では日本の音楽として知られている。フィールド調査によると、海外のファンはリスナーに留まらず、自国でのJrock普及促進の為に活動し、プロジェクトを組織し、ある者は日本人アーティストを自国に招致するに至っている。これらの役割は従来、レコード会社の国際部などが担ってきた役割である。この現象は単に日本の音楽が人気であるだけでなく、受け手が送り手に成り得る、という音楽産業の構造的な変化を示唆している。
収録刊行物
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- 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
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経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2009s (0), 19-19, 2009
一般社団法人 経営情報学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680686633600
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- NII論文ID
- 130005049359
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可