妊娠前から出産後までの喫煙の実態と関連要因

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タイトル別名
  • The Actual State of Smoking among Women from before Pregnancy till a Postpartum Period and Related Factor
  • ニンシン マエ カラ シュッサン ゴ マデ ノ キツエン ノ ジッタイ ト カンレン ヨウイン

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抄録

この調査の目的は妊娠前から出産後までの女性の喫煙の実態を把握すること,女性の喫煙に関連する要因について母性意識も含めて検討することである。 1歳6か月児健診に訪れた母親で研究の同意が得られた1110名を対象に質問紙調査を行った。 有効回答数は449名であった (有効回答率40.5%)。 妊娠前,妊娠中,出産後の喫煙行動は9つに分類され,そのうち非喫煙群 (215名),禁煙継続群 (24名),産後再開群 (46名),喫煙継続群 (39名) を分析対象とした。 ロジスティック回帰分析の結果,出産後の喫煙に関連する要因で有意となったのは 「結婚前からの友人の喫煙」,「育児中の母親仲間の喫煙」,「夫の喫煙」,「消極的・否定的母性意識」 であった。 出産後の母親に禁煙をすすめるためには,本人だけではなく友人や夫もふくめた禁煙支援が必要である。 また,消極的・否定的な母性意識を抱かないように育児支援の場を提供していくなどの必要性が示唆された。

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