読み手による視点の設定(<特集>批評する文学教育-世界を読みなおすことばの力を-)

書誌事項

タイトル別名
  • Setting of a Viewpoint by the Reader(<Special Issue>Teaching Literature with a Critical Mind: Towards an Acquisition of the Language to Reread the World)
  • 読み手による視点の設定
  • ヨミテ ニ ヨル シテン ノ セッテイ

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説明

読むこととは、読者自身が作品世界を創ることである。創られた作品世界には創り手である読者の思想-批評精神-が反映されている。つまり、作品世界の創造それ自体が批評活動である。批評活動を活発に行うためには、テキストに規定された視点で読むのではなくて、読者が独自に視点を設定して読むことが必要であり、有効である。そのことを、「春先のひょう」「手ぶくろを買いに」の教材で実証した。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 43 (8), 23-30, 1994

    日本文学協会

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