-
- 米田 利昭
- 宇都宮大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- The Meaning of "Koto Yumin" (the Educated Idlers) : A Reading of Higansugimade(<Feature Articles> Japanese Literature and Tenno System II)
- 高等遊民とは何か--「彼岸過迄」を読む
- コウトウ ユウミン トハ ナニカ ヒガン スギマデ オ ヨム
この論文をさがす
説明
<高等遊民>の特徴は、文明批評と美的享受が表裏となっていることだ。だから代助にこそ最もふさわしい言葉だが、この言葉を彼に冠してはいけないと思う。なぜなら、これは大逆事件後、天皇制国家の自由思想圧迫に向って、漱石が投げつけた言葉だと思われるから。『彼岸過迄』に出てくるこの言葉に、作品中もっともぴったりの人間は、敬太郎か、松本か、須永か。それぞれの世への対し方、美的享受のありようを追ってみた。
収録刊行物
-
- 日本文学
-
日本文学 38 (2), 40-53, 1989
日本文学協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680754118912
-
- NII論文ID
- 110009922170
-
- NII書誌ID
- AN00197092
-
- ISSN
- 24241202
- 03869903
-
- NDL書誌ID
- 2923695
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可