プロット主義を超えるために : 読みの定式化に向けて(<特集>これからの文学教育の地平)

書誌事項

タイトル別名
  • Beyond Plot-Centered Reading : An Attempt to Formulate New Ways of Reading(<Special Issue>The Prospect of Teaching Literature)
  • プロット主義を超えるために--読みの定式化に向けて
  • プロット シュギ オ コエル タメニ ヨミ ノ テイシキカ ニ ムケテ

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説明

小説の読みにおいてプロット主義に陥らないために、「読み研」でいうところの「構造よみ」では「対立する二つの勢力・性格」を相対化して多面的に考えること、「形象よみ」では「導入部」の「事件設定」の読みにおいても「展開部」以降でも、語り手の評価的態度を読みとること、額縁小説では「導入部I」において、語りの設定を中心にさまざまな問いを出し、最後にそれらの答えを探ること、同じ部分を否定的に読んだり、肯定的に読んだりすることが肝要である。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 54 (8), 37-45, 2005

    日本文学協会

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