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- 杉崎 夏夫
- 武蔵野女子大学
書誌事項
- タイトル別名
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- On the "AGURANABE" part 2
- アグラナベ ケンキュウ 2
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抄録
明治時代は、江戸から東京へと変わり、封建国家から近代国家へと様々なものが変化した過渡期に当たる。言語に於いても、これは例外ではなく、これまでの身分制度の崩壊と、風俗・習慣・文化の変化等が、言語にも大きく影響を与え、これまでの言語体系は崩れ、新たな言語体系が生まれようとしていた時代であった。この明治初期の代表的戯作者であり、会話を細かに描写する作風を持った『仮名垣魯文』の作品より、『安愚楽鍋』を選び、考察を加えた。特に本稿では、自称代名詞を扱い、その使用の有り様を、待遇意識の面を中心に研究を試みた。更に、これまでの研究で扱ってきた自称代名詞との比較を行い、自称代名詞と対称代名詞の対応関係を究明し、自称代名詞の属する待遇段階の設定に努める。
収録刊行物
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- 智山学報
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智山学報 43 (0), 211-231, 1994
智山勧学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680791636736
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- NII論文ID
- 110009809853
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- NII書誌ID
- AN00141713
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- ISSN
- 2424130X
- 02865661
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- NDL書誌ID
- 3564315
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可