テレビ暴力番組接触における第三者効果に関する実証的研究

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タイトル別名
  • Empirical Study on the Third-Person Effect by Exposure to Television Violence
  • テレビ ボウリョク バングミ セッショク ニ オケル ダイ3シャ コウカ ニ カンスル ジッショウテキ ケンキュウ

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抄録

本研究は、笑い中心型暴力番組接触の影響は自分より他人が大きいとする第三者効果を実証的に明らかにすることであった。そこで、次の仮説が設定された。仮説1:笑い中心型暴力番組の影響は自分よりも他人の方が大きいと認知する。仮説2:笑い中心型暴力番組の第三者効果において、他人の影響は、接触と関連する。この仮説を検証するために、大学1年生423名を調査対象として、笑い中心型暴力番組11番組について、自分自身と他人(一般人)の影響と接触の推測が測定された。被調査者は自分自身への影響の大きさで3群に分けられた。分析結果より、影響小群のみが仮説1、2を支持した。影響小群では、自分自身の番組接触が他人よりも大きいにもかかわらず、自分自身への影響は他人よりも小さいことが明らかにされた。

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被引用文献 (1)*注記

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