書誌事項
- タイトル別名
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- An Analysis of Expertise in Writing about Art
- ビジュツ カンショウブン ニ オケル ジュクタツカ ノ ブンセキ
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説明
本研究の目的は,美術鑑賞文における熟達化を分析する指標を具体化し,鑑賞文の熟達化を促す要因を明らかにすることである。まず,鑑賞文における熟達化を(1)鑑賞行為のレベル,(2)鑑賞スキルの多様性,(3)文脈の深まりの3つの指標から規定した。それらを数量化し,鑑賞文支援ソフトの使用による効果をデータ分析した結果,3つの指標によって熟達化が示唆された。また,美術鑑賞文の作成過程を記録した履歴データから4つのタイプを規定したが,それらと熟達化の明確な関連は認められなかった。しかし,熟達化を促す要因の一つとして資質が事例分析から考察された。なお,鑑賞文の熟達化を促す要因の明確化については,知識探究の方策などの視点からの解明が今後の課題となった。
収録刊行物
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- 美術教育学:美術科教育学会誌
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美術教育学:美術科教育学会誌 29 (0), 49-60, 2008
美術科教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680813966720
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- NII論文ID
- 110006999341
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- NII書誌ID
- AN10180722
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- ISSN
- 24242497
- 0917771X
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- NDL書誌ID
- 9435707
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可