図画工作・美術科の授業における教師の発話に関する実践研究・IV : 深沢アート研究所「こども造形教室」と図画工作・美術科の授業の比較から

書誌事項

タイトル別名
  • Actual research into teachers'utterances in art classes IV : From comparisons between art classes at the Fukazawa Art Laboratory (Kids Art Classroom) and school arts and crafts lessions
  • 図画工作・美術科の授業における教師の発話に関する実践研究(4)深沢アート研究所「こども造形教室」と図画工作・美術科の 授業の比較から
  • ズガ コウサク ・ ビジュツカ ノ ジュギョウ ニ オケル キョウシ ノ ハツワ ニ カンスル ジッセン ケンキュウ(4)フカザワ アート ケンキュウジョ 「 コドモゾウケイ キョウシツ 」 ト ズガ コウサク ・ ビジュツカ ノ ジュギョウ ノ ヒカク カラ

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抄録

本研究は,図画工作・美術科の授業における教師の発話に関する継続研究である。本研究においては,学校教育課程外の造形教育実践における実践者の発話の様態を分析し,その構造や特性を実証的に明らかにしている。その結果,第3教育言語の分布から,当該実践に特有の発話様態が浮かび上がらせている。すなわち,「敬体と常体の使い分け」「自主性と主体性の要求」「失敗の推奨」である。これらの発話様態の精査から,第3教育言語が他の教育言語の出現に対して根底的な位置を占めており,その存在が実践の構成を決定付けていることを見出している。さらに,図画工作・美術科の授業実践における子どもの日常性とワークショップの非日常とを結ぶことの有効性を提起し,それを実現するためには実践者が「表現者にして教師である」ことが重要であることを見出している。

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