赤津隆助が与えた教育的影響 : 東京府青山師範学校での教え子・武井勝雄や倉田三郎との関連を中心として

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タイトル別名
  • Akatsu Ryusuke and His Educational Influence : Focusing on the Relationship between Akatsu and His Pupils at Tokyo Aoyama Normal School, Takei Katsuo and Kurata Saburo
  • アカ ツリュウジョ ガ アタエタ キョウイクテキ エイキョウ : トウキョウ フ アオヤマ シハン ガッコウ デ ノ オシエゴ ・ タケイショウ オス ヤ クラタ サブロウ ト ノ カンレン オ チュウシン ト シテ

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抄録

本研究は,東京府青山師範学校教諭・赤津隆助と彼の教え子たちとの関連について検討したものである。教え子たちの中でも,特に武井勝雄と倉田三郎の美術教育者としての存在意義は大きい。赤津の指導,並びにそれが彼らに及ぼした影響関係を赤津隆助や教え子たちの執筆した文献等を読み解き,考察した。その結果,赤津は「感じとらせるという方法」により,教え子たちに対し幅広い人格の育成を行い,労苦を惜しまず美術教育界や教育界そして社会に貢献する態度を身をもって教えたこと,また美術教育における思想や方法論として,創造主義を基本としながらも,造形主義と生活主義の美術教育を伝えていたこと,が明らかとなった。

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