図画工作科の教科構造に関する一考察 : 「造形遊び」導入以前の学習指導要領における内容構成の成立過程から

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  • A Study About the Structure of the Art Education : From an Approval of the Contents Constitution Process in the Course of Study Before the Rule
  • ズガ コウサクカ ノ キョウカ コウゾウ ニ カンスル イチ コウサツ ゾウケイ アソビ ドウニュウ イゼン ノ ガクシュウ シドウ ヨウリョウ ニ オケル ナイヨウ コウセイ ノ セイリツ カテイ カラ

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抄録

本論文は,学習指導要領が規定してきた図画工作科の内容の変遷,とりわけ「造形遊び」導入以前における内容構成の成立過程を検討することを通して,教科構造について考察するものである。まず,昭和22年版から同43年版の学習指導要領までにおける図画工作科の内容構成の変遷を俯瞰した。次に学習指導要領の内容構成には直接反映されずに終わった昭和30年代の内容構成に関する研究に見られる考察や,「造形遊び」の位置付けをめぐる模索過程を検討した。その結果,図画工作科の教科構造には,内容構成の三次元化,子どもの資質能力との関連化が,教育現場の受容において必要であることが確認された。

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