NMR構造生物学がもたらす新たな創薬研究のツール

DOI
  • 加藤 晃一
    名古屋市立大学 大学院薬学研究科 自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター 自然科学研究機構 分子科学研究所
  • 谷中 冴子
    名古屋市立大学 大学院薬学研究科 自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター 自然科学研究機構 分子科学研究所
  • 矢木–内海 真穂
    名古屋市立大学 大学院薬学研究科 自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター 自然科学研究機構 分子科学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • New tools for drug discovery provided by NMR structural biology

抄録

<p>生体分子の構造解析に基づいて創薬研究を展開する際には、標的タンパク質とリガンド分子双方の3次元構造の動きを考慮することが重要である。NMRは、生体分子が示すさまざまな時間的・空間的スケールにおける立体構造のダイナミックに関して詳細な情報をもたらすことができる。特に、常磁性効果を利用することにより、生体分子の大規模なコンフォメーションの変動を容易に検出することが可能となる。本稿では、こうしたNMRの特徴を活かした研究の最新の動向について紹介し、分子構造のダイナミクスを考慮した創薬研究への応用の可能性を解説する。</p>

収録刊行物

  • MEDCHEM NEWS

    MEDCHEM NEWS 26 (4), 195-200, 2016

    公益社団法人 日本薬学会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681110407296
  • NII論文ID
    130006510944
  • DOI
    10.14894/medchem.26.4_195
  • ISSN
    24328626
    24328618
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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