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- 塩見 昇
- 大谷女子大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Rehabilitation fo "Library Education"
- トショカン キョウイク ノ フッケン
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抄録
学校図書館の制度的黎明期である戦後初期に,学校図書館を活かした教育実践をさす用語としてよく使われた「図書館教育」は,1960年代初めに「学校図書館の利用指導」にとって代わられ,姿を消す。ところが,子どもたちが自ら考え,自ら学ぶ学校への転換が強調される1990年前後からの教育改革の動きを受けて,学校図書館への関心が高まる中で,学校図書館の教育的意義を「図書館教育」として表現することが目立っている。この用語の消長には,学校教育と学校図書館との関連性の反映がうかがえる。いま,「教育としての学校図書館」像の理論的・実践的な構築に向け,改めて「図書館教育」概念の復権を提起する。
収録刊行物
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- 図書館界
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図書館界 56 (4), 214-222, 2004
日本図書館研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681211638272
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- NII論文ID
- 110007985437
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- NII書誌ID
- AN00173287
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- ISSN
- 24241717
- 00409669
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- NDL書誌ID
- 7141904
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可