わかいアカマツ立本の幹樹皮からのCO<sub>2</sub>放出量の日変化

書誌事項

タイトル別名
  • Diurnal Fluctuation of CO<sub>2</sub> Release from the Stem Bark of Standing Young <i>Pinus densiflora</i> Trees
  • わかいアカマツ立木の幹樹皮からのCO2放出量の日変化〔英文〕
  • ワカイ アカマツ タチキ ノ カンジュヒ カラ ノ CO2 ホウシュツリョウ

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説明

樹高2m蘭後,根元直径5~7cm, 樹齢7~8年生のわかいアカマツ立木について,幹の樹皮から放出されるCO2量,いわゆる樹皮呼吸をしらべた。樹皮呼吸の日変化は,温度の変化と平行すると期待されるが,昼間にはしばしば,温度の上昇のわりにCO2放出量がふえなかったり,ときには温度が高いにもかかわらず,その前後よりも値が低くなる,日中低下がみとめられる。日中低下は生育期間,とくに夏の晴天の日に,としとった幹の部分でおおきい。樹冠部の被陰,摘葉,あるいは幹の根元切断によって日中低下はちいさくなる。このように樹皮呼吸の日中低下は,蒸散のさかんな条件のもとでいちじるしく,蒸散を制限する処理でめだたなくなるので,その第一の原因として,幹の水分条件がかんがえられる。

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被引用文献 (3)*注記

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