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- 根岸 賢一郎
- 東京大学農学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Diurnal Fluctuation of CO<sub>2</sub> Release from the Stem Bark of Standing Young <i>Pinus densiflora</i> Trees
- わかいアカマツ立木の幹樹皮からのCO2放出量の日変化〔英文〕
- ワカイ アカマツ タチキ ノ カンジュヒ カラ ノ CO2 ホウシュツリョウ
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説明
樹高2m蘭後,根元直径5~7cm, 樹齢7~8年生のわかいアカマツ立木について,幹の樹皮から放出されるCO2量,いわゆる樹皮呼吸をしらべた。樹皮呼吸の日変化は,温度の変化と平行すると期待されるが,昼間にはしばしば,温度の上昇のわりにCO2放出量がふえなかったり,ときには温度が高いにもかかわらず,その前後よりも値が低くなる,日中低下がみとめられる。日中低下は生育期間,とくに夏の晴天の日に,としとった幹の部分でおおきい。樹冠部の被陰,摘葉,あるいは幹の根元切断によって日中低下はちいさくなる。このように樹皮呼吸の日中低下は,蒸散のさかんな条件のもとでいちじるしく,蒸散を制限する処理でめだたなくなるので,その第一の原因として,幹の水分条件がかんがえられる。
収録刊行物
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- 日本林學會誌
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日本林學會誌 57 (11), 375-383, 1975
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681335537536
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- NII論文ID
- 110002834801
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- NII書誌ID
- AN00198561
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- ISSN
- 21858195
- 0021485X
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- NDL書誌ID
- 1628941
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可