ササ群落に関する研究 (III)

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on Sasa communities (III)
  • ササ群落に関する研究-3-明るさとミヤコザサの現存量
  • ササ グンラク ニカンスルケンキュウ 3 アカルサ ト ミヤコザサ ノ ゲンソ
  • 明るさとミヤコザサの現存量
  • Relationship between light intensity and biomass of <i>sasa nipponica</i>

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抄録

明るさの違いによってミヤコザサ群落の高さ,本数密度,現存量および葉面積がどのように変化するか, 3ヵ所の調査地で調べた。裸地に生青するミヤコザサの桿高,本数密度,現存量および葉面積は調査場所によって大きな違いがあり,稗高は1.1~1.4m, 本数密度は200~500本/m2, 現存量は葉量が220~450g/m2, 桿量が250~800g/m2, 葉面積比が170~220cm2/gの範翻にあった。しかし,これらの値は林内にはいると変化し,明るさに影響される。桿高,本数密度,現存量は暗いところに生育しているミヤコザサほど小さくなり,それぞれが裸地の半分の値になる相射照度は稗高と本数密度では5~10%, 葉量と稗量では約20% であった。また,葉面積比は暗いところのササほど大きくなり,葉は薄くなる傾向がみられた。

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被引用文献 (7)*注記

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