森林管理システムに関する研究 (I)

書誌事項

タイトル別名
  • The forest management system (I)
  • 森林管理システムに関する研究-1-樹幹情報の補完システムの調製
  • シンリン カンリ システム ニ カンスル ケンキュウ 1 ジュカン ジョウホウ
  • 樹幹情報の補完システムの調製
  • Constructing a system to compensate for imperfect stem data

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抄録

本研究の主要な課題は,樹幹に関する必要な情報を断片的な資料からいかに正確に推定するかということにある。そのため,相対幹曲線・樹高生長曲線・胸高直径生長曲緑を用いて部分から全体を推定する方法を検討した。推定にあたり,樹齢40年の樹高・胸高直径を基準として相対化した“相対樹高生長曲線”および“相対胸高直径生長曲線”という新たな概念を導入した。なお,相対幹曲線には吉田式,相対樹高生長曲線と相対胸高直径生長曲線にはMITSCHERLICH式を用いた。林分ごとにあらかじめ設定された幹曲線式に資料を代入して任意の断面の直径を計算する方法と資料から単木ごとに幹曲線式を決定する方法のニつの推定方法を比較した。その結果,前者の方法では0.3mおよび4.3mの高さの円板を利用して推定した幹材積の正確度が高いこと,後者の方法では7枚の円板を用いればこれに匹敵する正確度が得られることが明らかになった。

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