イリノテカンとシスプラチンの併用化学療法が著効した進行食道小細胞癌の1例

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  • A case of small cell carcinoma of the esophagus with remarkable response to chemotherapy with CPT-11 and CDDP

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抄録

症例は63歳男性.胸痛,食欲不振を主訴に来院.上部消化管内視鏡検査で中部食道に3/4周性の3型病変を認め,病理組織学的に小細胞癌と診断した.リンパ節,肝転移を認め,イリノテカンとシスプラチンの併用およびイリノテカン単剤投与を行い,腫瘍は完全に消失した.食道小細胞癌はまれであり有効な化学療法も確立されていないが,本症例からはイリノテカンとシスプラチンの併用療法が有効である可能性が示唆された.<br>

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