-
- 横山 顕
- 国立病院機構久里浜医療センター臨床研究部
書誌事項
- タイトル別名
-
- Alcohol and cancer in the digestive tract
この論文をさがす
説明
飲酒は口腔・咽頭・食道・大腸がんの原因であり,エタノールとアセトアルデヒドに発がん性がある.少量飲酒で赤くなるALDH2欠損型と,多量飲酒の翌日に酒臭いADH1B低活性型は,飲酒家の食道・頭頸部がんリスクを高める.赤くなる体質と飲酒・喫煙・食習慣によるリスク評価は食道がん検診に活用できる.濃い酒の空腹摂取は胃粘膜障害をおこしやすい.ワインはH. pyloriの自然除菌を促進するかもしれない.大酒家や食道がん患者ではH. pylori感染を背景に萎縮性胃炎の進行が速く胃がんも多い.胃切除後の飲酒は急峻な血中濃度上昇を招きアルコール依存症のリスクを高める.飲酒と大腸がんとの関連は日本人で特に強い.<br>
収録刊行物
-
- 日本消化器病学会雑誌
-
日本消化器病学会雑誌 109 (9), 1518-1525, 2012
一般財団法人 日本消化器病学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282681376414336
-
- NII論文ID
- 130001915796
- 10031051434
-
- NII書誌ID
- AN00192124
-
- COI
- 1:STN:280:DC%2BC38bmsl2ntw%3D%3D
-
- ISSN
- 13497693
- 04466586
-
- PubMed
- 22976219
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- PubMed
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可