エミュー肉を利用したフランクフルトソーセージの開発
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Frankfurter Sausage Manufacturing Using Emu Meat
- エミューニク オ リヨウ シタ フランクフルトソーセージ ノ カイハツ
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抄録
<p>エミュー肉は,アメリカやオーストラリアにおいて,健康的な食材として流通しているが,その加工特性は不明な点が残されている.本研究は,エミュー肉を使ったフランクフルトソーセージ製造のための化学的および加工特性を明らかにすることを目的とした.豚もも肉と比較し,エミューもも肉は,高タンパク質であるが,コレステロールを含む脂質の量が顕著に低かった.また,エミューもも肉は豚もも肉よりも6倍多くの鉄を含んでいた.エミューのひき肉に塩を加えたところ,塩溶性タンパク質の溶出が低かったが,得られた加熱ゲルは高いゲル強度を示した.発色剤によって発色されたエミュー肉糊の色は,豚肉のそれと比較し,加熱に対し安定性を示した.これらの結果を基に,最適化した方法で調製したフランクフルトソーセージは,良好な物性と色調だけでなく,高タンパク,高鉄分,低脂質,低塩分および低カロリーを示す製品であった.</p>
収録刊行物
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- 日本食品科学工学会誌
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日本食品科学工学会誌 64 (9), 476-482, 2017
公益社団法人 日本食品科学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681385593600
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- NII論文ID
- 130006088836
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- NII書誌ID
- AN10467499
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- ISSN
- 18816681
- 1341027X
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- NDL書誌ID
- 028506265
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可