鳥取県沖合で漁獲されるハタハタの脂質含量と脂肪酸組成

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タイトル別名
  • Lipid content and fatty acid composition of Japanese sandfish <i>Arctoscopus japonicus</i> caught offshore of Tottori Prefecture, Japan
  • トットリケン オキアイ デ ギョカク サレル ハタハタ ノ シシツ ガンリョウ ト シボウサン ソセイ

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抄録

鳥取県沖合で沖合底びき網により漁獲されるハタハタの食品としての特徴を調べるため可食部の粗脂肪含量および脂肪酸組成を調査した。その結果,粗脂肪含量は,平均約 10% であり雄では体長が大きくなるにつれ高くなる傾向が見られた。また,産卵に関与しない回遊群の漁獲であるため生殖腺が発達しておらず筋肉中に脂肪を蓄えていると考えられた。脂肪酸組成については,オレイン酸が最も多く,雌雄について脂肪酸の種類および割合は同じであり,イコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸の割合は,青魚と同等か,それ以上であった。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 79 (2), 229-231, 2013

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (10)*注記

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