書誌事項
- タイトル別名
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- Heart transplantation.
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説明
臨床での同種同所性心移植の第一例は今から約30年前の1967年12月3日にBarnrdによって行われた.その後,成績は低迷し症例数も伸びなかったが, 1982年にサイクロスポリンが免疫抑制剤として応用されて成績が飛躍的に向上した.現在欧米では心移植は末期的心不全患者の外科治療法として確立している.一方,我が国では,長年の臓器移植に対する不信感のために国民の合意が得られるのに時間を要し,「臓器の移植に関する法律」が施行されたのはつい1997年IO月16日のことである.現状では臓器移植の機会はかなり限られるであろうが,今後我が国においても,この治療は着実に歩みを進めるものと考える.ここでは,心臓移植の歴史,臓器移植に関する法律の成立までの過程,心臓移植の適応基準,我が国における適応患者の数的評価,心臓移植患者の日本臓器移植ネットワークへの登録方法,心臓移植の概要と,欧米における心臓移植の成績について述べることにする.
収録刊行物
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- 日本内科学会雑誌
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日本内科学会雑誌 87 (7), 1402-1410, 1998
一般社団法人 日本内科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681418382720
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- NII論文ID
- 10005232522
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- NII書誌ID
- AN00195836
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- ISSN
- 18832083
- 00215384
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- PubMed
- 9745295
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可