30代で発症した家族性地中海熱の1例

  • 澤田 潤
    旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野
  • 浅野目 明日香
    旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野
  • 遠藤 寿子
    旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野
  • 齋藤 司
    旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野
  • 片山 隆行
    旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野
  • 長谷部 直幸
    旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野
  • 右田 清志
    国立病院機構長崎医療センターリウマチ科
  • 井田 弘明
    久留米大学内科学講座呼吸器・神経・膠原病内科部門

書誌事項

タイトル別名
  • A Japanese Case of Familial Mediterranean Fever with Onset in the Thirties
  • 今月の症例 30代で発症した家族性地中海熱の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ 30ダイ デ ハッショウ シタ カゾクセイ チチュウカイ ネツ ノ 1レイ

この論文をさがす

説明

症例は53歳,男性.35歳頃から月に1日程度37℃台の発熱と胸背部や腹部,関節の疼痛が出現し,その後症状の出現頻度が週に1日程度に増加した.身体所見上明らかな異常を認めず,血液検査では軽度の炎症反応の上昇を認めるのみで,画像検査でも異常を認めなかった.MEFV遺伝子の変異を認めたことから,家族性地中海熱(FMF)と診断した.成人の周期性発熱の原因として,FMFの可能性を考慮する必要がある.<br>

収録刊行物

参考文献 (10)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ