書誌事項
- タイトル別名
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- Precipitation observations
- コウスイリョウ カンソク コタイ コウスイ
- 固体降水
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抄録
固体降水は基本的な気象要素の一つであり,各国で古くから固体降水量が測定されてきた.その測定方法には,直接的に降水量計を用いて求める方法と間接的に求める方法がある.鈴木(1996)によると,日本の気象官署ではトタン製円筒を用いた固体降水量観測が1886年から始められていたようだ.しかし降水量計を用いた測定値には誤差が含まれることが広く知られている.そこで日本における測器の開発・改良と,捕捉特性の評価の取り組みについて振り返り,現在までの状況について簡単にまとめた.今後は得られた降水量計の捕捉特性を活用しつつ,さらなる測器の開発・改良が期待される.このことは地点降水量が基本となる広域での降水量把握に関しても役立っが,真の降水量を求めるためにはさらに取り組むべき課題は未だ多い.
収録刊行物
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- 雪氷
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雪氷 68 (6), 573-580, 2006
公益社団法人 日本雪氷学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681437653632
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- NII論文ID
- 10019264925
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- NII書誌ID
- AN00131221
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- ISSN
- 18836267
- 03731006
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- NDL書誌ID
- 8589574
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可