紙パルプ産業における環境保全状況 III  水質汚濁防止に関する規制と対策の推移

書誌事項

タイトル別名
  • Environmental Protection in the Pulp and Paper Industry for these ten years from 1971 to 1980
  • カミ パルプ サンギョウ ニ オケル カンキョウ ホゼン ジョウキョウ 3 スイ
  • 水質汚濁防止に関する規制と対策の推移

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抄録

1) 118の紙パルプ工場の昭和46年度から55年度までの10年間の水質汚濁防止に関する規制と対策の推移をまとめた。<BR>2) 排水を公共用水域に放流している108工場の, 10年間の設備投資総額は, 1,068億円, 公共下水道に放流する10工場の総額は, 16億円である。<BR>排水処理設備は, 蒸解廃液処理, 凝集沈殿および生物処理とその組合せである。<BR>排水処理能力の合計量は, 9.8百万m3/日で排水量合計の1.3倍となっている。<BR>3) 排水規制は, 70~80%の工場が都道府県の公害防止条例による上乗せ基準を適用され, また約40%の工場が自治体と公害防止協定を結んで, そのうちの1/2が条例よりきびしくなっている。

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 38 (6), 623-637, 1984

    紙パルプ技術協会

被引用文献 (1)*注記

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