ナノフォトニクスによる光技術の質的変革

  • 大津 元一
    東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Qualitative innovation of optical technology by nanophotonics
  • 世界物理年記念 ナノフォトニクスによる光技術の質的変革
  • セカイ ブツリネン キネン ナノフォトニクス ニ ヨル ヒカリ ギジュツ ノ シツテキ ヘンカク

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抄録

<p>ナノフォトニクスは近接場光を使う技術であり,近接場光の実体を物質励起の衣をまとった光子として,さらにナノ寸法物質間の信号伝送をこの光子の交換としてとらえることにより,多様な実験結果が説明されるようになった.その結果,デバイス・加工・システムへの応用において,従来の光技術の回折限界を超えるのみでなく,新機能や新現象が実現し,光技術の質的変革がもたらされた.本稿では,光・物質融合技術としてのナノフォトニクスの誕生の経緯,技術の現状と将来展望について記す.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 77 (11), 1341-1352, 2008-11-10

    公益社団法人 応用物理学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (109)*注記

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