日本・韓国・台湾の都市計画マスタープラン制度に関する比較研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Comparative Study on Urban Planning Master Plan System in Japan, South Korea and Taiwan

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説明

<p>都市計画を遂行するためには、目標とする将来像およびその実現の方針を示したプランを定め、そのうえでプランの実現手段を行使することが重要である。今日のわが国の都市計画制度にも、そのような役割と機能を持つ都市計画マスタープラン制度が存在する。しかしわが国の制度は硬直化しており、新しい課題に対応できてもいない。制度を再考するための一方策として、本研究では、類似の背景を持つ韓国と台湾のマスタープラン制度の実際を調査し、日本の制度との比較を行うものである。比較の結果、それぞれの国の制度に特徴的な点があることがわかった。韓国の制度は国土計画と都市計画が連動しており、また近年、生活圏計画という新しいマスタープラン制度が加わった。台湾は計画と手段が連動しており、都市計画を変更するには必ずマスタープランを変更しなくてはならない。それぞれの特徴と課題があきらかとなり、日本の制度を再考するための示唆を得ることができた。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 54 (3), 1438-1445, 2019-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

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