育児と女性のライフコース

書誌事項

タイトル別名
  • Child-Rearing and Woman's Life Courses
  • 育児と女性のライフコース--幼稚園から就学過程における縦断的調査の結果から
  • イクジ ト ジョセイ ノ ライフコース ヨウチエン カラ シュウガク カテイ ニ オケル ジュウダンテキ チョウサ ノ ケッカ カラ
  • 幼稚園から就学過程における縦断的調査の結果から
  • Results from Longitudinal Survey on Process of Entering Elementary School from Kindergarten

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説明

本稿では,縦断的な面接調査から,母親の育児不安や育児サポートの推移,また,自らのライフコースの選択について明らかにした。(1)育児不安の多くは,時間の経過と共に,解消されていた。また,子どもの年齢が上がると,子どもとの接し方やしつけ問題などに変わっていた。(2)親との関係では,援助を受けるものから,相互援助の関係や自立志向が高まる。幼稚園の母親同士では,助け合う関係が育まれていたが,就学すると,自助的関係は構築されにくい。最初から夫婦間で育児の共有はないが,夫の成長が見られ,父親役割の出現が語られた。(3)パート労働を始めたり,将来への準備をする者がいる一方,ライフコースの再設計がうまく行かず,模索し葛藤している状況も見られた。

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