書誌事項
- タイトル別名
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- Stress-Vertigo/Dizziness Interaction
- ストレス-めまい連関 : 中枢メカニズムに関して
- ストレス-メマイ レンカン : チュウスウ メカニズム ニ カンシテ
- ―中枢メカニズムに関して―
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説明
<p>めまい患者には精神疾患, 特に不安症の合併が多くみられる. めまいが先か不安症が先か, に関しては臨床上の観察からは両方のケースが報告されている. 本稿では, めまいとストレス・不安症における両方向性の連関に関し, 動物モデルを用いて検討した. 過重力負荷による前庭刺激により, 不安症の中枢である扁桃体で神経活性化のマーカーであるFos蛋白陽性細胞が出現した. 同時にサブスタンスPの前駆体であるプレプロタキキニン遺伝子発現が増加し, NK-1受容体の拮抗薬は過重力負荷により誘発される悪心・嘔吐などの自律神経症状を抑制した. 以上より, 前庭刺激は不安症の中枢である扁桃体のサブスタンスP神経系を活性化し, 自律神経症状の発現に関与していることが示唆された. 一方, 社会的敗北ストレスにより不安様行動は増加したが, めまい症状を反映する回転行動への影響は検出されなかった.</p>
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 58 (6), 524-528, 2018
一般社団法人 日本心身医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763039732608
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- NII論文ID
- 130007480062
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- NII書誌ID
- AN00121636
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- NDL書誌ID
- 029172513
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可