梅毒性肝炎とリンパ節炎を伴った早期梅毒の1例

  • 北野 弘之
    広島大学大学院医歯薬保健学研究科腎泌尿器科学 広島大学病院感染症科
  • 梶原 俊毅
    広島大学病院感染症科
  • 石﨑 康代
    独立行政法人国立病院機構広島西医療センター外科
  • 立山 義朗
    独立行政法人国立病院機構広島西医療センター臨床検査科
  • 亭島 淳
    広島大学大学院医歯薬保健学研究科腎泌尿器科学
  • 大毛 宏喜
    広島大学病院感染症科
  • 松原 昭郎
    広島大学大学院医歯薬保健学研究科腎泌尿器科学

書誌事項

タイトル別名
  • A case of early syphilis with liver dysfunction and systemic lymphadenopathy
  • バイドクセイ カンエン ト リンパセツエン オ トモナッタ ソウキ バイドク ノ 1レイ
公開日
2018-09-30
DOI
  • 10.24775/jjsti.29.1.37
公開者
一般社団法人日本性感染症学会

この論文をさがす

説明

肝機能障害と全身性のリンパ節腫脹を認めた早期梅毒の1例を経験したので報告する。症例は40歳代、男性。右鼠径部の硬結と右下肢浮腫を自覚し、精査目的に前医を受診した。血液検査で肝機能障害を、CTで両側鼠径部リンパ節と後腹膜リンパ節の腫脹を認めた為に、悪性リンパ腫などを疑い右鼠径部リンパ節の生検を施行した。生検時に陰嚢に潰瘍性病変を認め、問診にて性風俗店の利用を聴取した為に、梅毒血清反応検査を施行した。STS定量とTPLA定量が高値であり、治療目的に当院に紹介となった。肝機能障害と全身性のリンパ節腫脹を認め、また梅毒血清反応が陽性である為に、早期梅毒と診断し、AMPCとProbenecidの内服により治療を開始した。治療開始8週間後には抗体価は治療開始前の1/4以下まで低下し、治癒と判断した。梅毒の診断には、詳細な問診の聴取と適切な身体診察が必要であると考えられた。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ