過去のいじめ経験が大学生に及ぼす影響

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書誌事項

タイトル別名
  • Study on Request for Support of University Students
  • 過去のいじめ経験が大学生に及ぼす影響 : 当時のいじめ経験と現在の援助要請に着目して
  • カコ ノ イジメ ケイケン ガ ダイガクセイ ニ オヨボス エイキョウ : トウジ ノ イジメ ケイケン ト ゲンザイ ノ エンジョ ヨウセイ ニ チャクモク シテ
  • 当時のいじめ経験と現在の援助要請に着目して
  • Focusing on the Influence of Past Bullying Experience

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抄録

本研究は,大学生117名 (男性: 31名 ; 女性: 86名) を対象に,過去のいじめ経験に関する質問紙調査を行った。研究Ⅰでは,過去のいじめ経験を振り返り,当時のいじめ状況と援助要請との関係について調査した。その結果,いじめられた経験は全体で6割,いじめた経験は4割と比較的高く,いじめられた経験がある者の中で,いじめられて体調を崩した者は2割いることが明らかになった。また,いじめられた経験がある者について,援助要請を行わなかった者が15%いることが示された。そこで研究Ⅱでは,過去のいじめの影響を長期的に捉え,いじめの影響が大学生である現在の援助要請にどのような影響を及ぼすかについて検討を行った。その結果,いじめの否定的な影響である「情緒的不適応」は援助要請回避型,及び肯定的な影響である「他者尊重」は援助要請自立型と過剰型にそれぞれ有意な正の影響を与えることが示された。

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