愛媛県産高アミロース米「ホシニシキ」のグリセミックインデックスの検討

  • 丸山 広達
    愛媛大学大学院農学研究科生命機能学専攻健康機能栄養科学特別コース地域健康栄養学分野
  • 水口 聡
    愛媛県農林水産研究所農業研究部作物育種室
  • 友岡 清秀
    順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学講座
  • 谷川 武
    順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of the Glycemic Index for the High-Amylose Rice Variety “Hoshinishiki” Grown in Ehime Prefecture
  • エヒメケンサン コウアミロース マイ 「 ホシニシキ 」 ノ グリセミックインデックス ノ ケントウ

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説明

<p>愛媛県農林水産研究所では, 一般的な米飯に比べ, 食後血糖の上昇が抑えられる高アミロース米「ホシニシキ」を県の気候において, 収量や食味などが優良だと想定される有望品種とした。そこで本研究では, 愛媛県で栽培したホシニシキのグリセミックインデックスの評価を行った。本研究は, 日本Glycemic Index研究会のプロトコルに基づいて, 21‐48歳の健常男性8名を分析対象とした。基準米を計2回, 愛媛県で栽培したホシニシキを1回摂取し, 各米の摂取後2時間までの血糖値を測定してその曲線下面積 (incremental area under the curve: IAUC) から, グリセミックインデックスを算出した。基準米2回の平均IAUCは4872.50分・mg/dL, ホシニシキのIAUCは4015.31分・mg/dLであった。以上の結果から, 愛媛県の気候において栽培した高アミロース米ホシニシキは, 白米に比べて86.2というグリセミックインデックスを示した。</p>

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