術後7年で耳下腺癌を発症した<I>BRCA1</I>変異陽性乳癌の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of <I>BRCA1</I>-Positive Breast Cancer Combined with Parotid Cancer 7 Years after Breast Surgery
  • 症例 術後7年で耳下腺癌を発症したBRCA1変異陽性乳癌の1例
  • ショウレイ ジュツゴ 7ネン デ ジカセンガン オ ハッショウ シタ BRCA1 ヘンイ ヨウセイ ニュウガン ノ 1レイ

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抄録

近年,BRCA遺伝子変異と耳下腺腫瘍の関連性を示唆する報告がされている.症例は41歳,女性.家族歴で母方祖母;乳癌・卵巣癌,母;卵巣癌,母方叔母二人に乳癌を認める.32歳時に左乳癌に対して左乳房部分切除+センチネルリンパ節生検を施行し,浸潤性乳管癌,ER(-),PgR(-),HER2(-)の診断であった.当院遺伝カウンセリング受診後の遺伝子検査ではBRCA1変異陽性であり,同年リスク低減卵巣卵管切除術を施行した.続けて,リスク低減乳房切除術を予定していたが,耳下腺癌を認めて右耳下腺摘出術を施行した.病理結果は,粘表皮癌,Histological grade; Intermediate grade (AFIP series 4)/High grade (WHO classification)であった.BRCA1変異陽性乳癌術後に耳下腺癌を合併した1例を経験したので報告する.

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