単語の対応関係を利用したスパン候補の絞り込みによるキャッチコピーの対句構造解析

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Antithesis structure analysis in slogan using span candidate refinement with word correspondence

抄録

<p>商品や作品を端的に表現した文章であるキャッチコピーは,そのマーケティングにおける重要性によりその自動生成にも近年注目が集まっている.そのようなキャッチコピーの面白さは,過去の作品や制作過程の分析により,用いる単語やフレーズの選択に加えて,比喩や反復などの修辞技法の部分にも強く現れることがわかった.修辞技法を用いる方がキャッチコピーの認知度が上がるという実験結果もある.そこで本研究では,数ある修辞技法の中でも対句を含むキャッチコピーに着目した.具体的には,対句構造を持つキャッチコピーの生成に向け,対句スパンのアノテーションがついたコーパスを用いて構造解析を行い,対句構造の知識を抽出する.対句構造には,句の構造的類似性・可換性と,単語の意味的対照性という異なる単位の性質がある.提案する構造解析モデルは,先に対句ペアの終了位置を先に予測し対句スパン候補を効率的に絞り込むことで直接スパンを同定するよりも短い計算時間で良い精度を示した.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390285300165911424
  • NII論文ID
    130007856650
  • DOI
    10.11517/pjsai.jsai2020.0_1e5gs901
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ