アブラナ科カラシナに含まれる遊離アミノ酸,シニグリン,アリルイソチオシアネートの遮光栽培による影響

  • 澤井 祐典
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター
  • 玉城 盛俊
    沖縄県農林水産部園芸振興課

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of Shading Cultivation on Free Amino Acid, Sinigrin, and Allyl Isothiocyanate Contents of Leaf Mustard (<i>Brassica juncea </i>var. cernua)
  • アブラナカ カラシナ ニ フクマレル ユウリ アミノサン,シニグリン,アリルイソチオシアネート ノ シャコウ サイバイ ニ ヨル エイキョウ

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説明

<p>沖縄で生産が多いアブラナ科野菜のカラシナについて,気温の高い時期における栽培を考慮し,遮光栽培の試験を行った.遮光により栽培期間中の受光量を変えたカラシナのアミノ酸含量,グルコシノレート含量,イソチオシアネート生成量を調査したところ,これら成分の多くが,遮光により低下する傾向にあった.1株新鮮重量や乾物率についても,遮光により低下する傾向にあった.今回の結果から,無遮光で栽培した方が,アミノ酸含量,グルコシノレート含量,イソチオシアネート生成量の多い収穫物が得られると考えられた.一方で,遮光栽培を行うことにより,水分含量が多く柔らかい食感となり,辛味成分が少なく食べやすいカラシナになると考えられ,栽培方法の工夫により様々なカラシナの生産が可能になると考えられた.</p>

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参考文献 (5)*注記

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