肢体不自由特別支援学校教師の教職キャリアにおける個業性と協働性の認識

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タイトル別名
  • Recognition of the Personal Quality Model and the Collaborative Model in the Career of Teachers in Special Needs Education Schools for Children with Physical Disabilities
  • シタイ フジユウ トクベツ シエン ガッコウ キョウシ ノ キョウショク キャリア ニ オケル コギョウセイ ト キョウドウセイ ノ ニンシキ

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抄録

<p>本研究は、肢体不自由特別支援学校教師における個業性と協働性の関係性が教職キャリアの過程でどのように移行するのか、その様相を明らかにすることを目的とした。ベテラン教師のキャリア・ヒストリーを分析し、初任あるいは新任として肢体不自由養護学校に勤務した教師8 名を対象とした。対象教師からは初任期の肢体不自由児への関わりや自立活動の指導に対する困難さが語られ、自身の知識や技術を身に付ける必要性から、専門性のうち個業性への認識が強かったことが明らかとなった。教職経験を重ね、知識や技術を高めたことによる学校組織の役割の変化を契機として、専門性のうち個業性から協働性へと認識が移行していた。対象教師全員が同僚教師の影響を受けており、教師個人の成長に同僚教師が大きな機能を果たしていた。今後は他の学校種と比較して肢体不自由教育における専門性の特徴を検討することが必要である。</p>

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