風波水槽での吹走距離延長のためのループ法の開発 -気流・波ハイブリットループ法の構築-

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF THE LOOP METHOD ON LONG-FETCH CONDITIONS IN WIND WAVE TANK - CONSTRUCTION OF LOOP-TYPE WIND AND WAVE HYBRID METHOD -
  • フウハ スイソウ デ ノ スイソウ キョリ エンチョウ ノ タメ ノ ループホウ ノ カイハツ : キリュウ ・ ナミ ハイブリットループホウ ノ コウチク

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抄録

<p> 気候変動の予測において大気・海洋間運動量フラックスを算出する際に用いられる抵抗係数の正確なモデル化が重要である.そこで海洋シミュレーション装置である風波水槽が有用であるが,水槽全長を超える吹走距離での海洋環境の再現が不可能である.既往研究11)では水槽出口部の波を水槽入口部で生成する波ループ法を考案することで解決した.しかし完全に吹走距離を延長するには,水槽出口部の気流も水槽入口部で生成する必要がある.本研究では,水槽出口部の風速鉛直分布を可動翼を用いて水槽入口部で生成することで水槽全長(6.5m)を超える吹走距離12m地点における気流場の再現に成功した.さらに波・気流ループを組み合わせた気流・波ハイブリッドループ法の検討した結果,ループによって波が発達する傾向が示され,吹走距離延長の可能性が示された.</p>

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