小学校低学年児童の自律性支援を志向した教員の学級集団づくりの効果に関する検討 : 集団の発達に応じた学級目標の設定の視点から

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  • 小学校低学年児童の自律性支援を志向した教員の学級集団づくりの効果に関する検討
  • ショウガッコウ テイガクネン ジドウ ノ ジリツセイ シエン オ シコウ シタ キョウイン ノ ガッキュウ シュウダンズクリ ノ コウカ ニ カンスル ケントウ : シュウダン ノ ハッタツ ニ オウジタ ガッキュウ モクヒョウ ノ セッテイ ノ シテン カラ
  • ―集団の発達に応じた学級目標の設定の視点から―

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Abstract

本研究は,小学校低学年児童において,学級目標を効果的に活用した学級集団づくりを行い,学級適応の質の向上を目指したものである。調査対象は,首都圏A小学校2年生の学級(児童数27名)であった。1学期から2学期までの集団の発達に応じた学級目標の設定と,学級担任の指導行動とを整理し,その効果を,児童の学級目標に対するイメージの記述,および「学級満足度尺度」「学校生活意欲尺度」からなるQUアンケートで測定した。結果,児童の捉える学級目標の意味づけにおいて変化がみられた。さらに,すべての尺度において,1回目より2回目に有意な差が見られた。『全員で決めた学級目標』といった目標への共通理解や,学級目標の達成を目的としたプロジェクト型の活動を導入したことによる,学級内の役割の活性化と振り返りを促進するような教員の自律性支援が有効であった。

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