The Four Question Strategy(4QS)に基づいた仮説設定の指導がグラフ作成能力の習得に与える効果に関する研究 : 中学校物理領域「力の大きさとばねの伸び」を例として
書誌事項
- タイトル別名
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- Study of Effects on Graph-making Capability of Teaching the Building up of a Hypothesis Based on the Four-question Strategy (4QS), Using a Course of Study for Junior High Schools : "the Magnitude of Force and the Elongation of Springs", as an Example
- The Four Question Strategy 4QS ニ モトズイタ カセツ セッテイ ノ シドウ ガ グラフ サクセイ ノウリョク ノ シュウトク ニ アタエル コウカ ニ カンスル ケンキュウ チュウガッコウ ブツリ リョウイキ チカラ ノ オオキサ ト バネ ノ ノビ オ レイ ト シテ
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抄録
<p>中学校物理領域の力の大きさとばねの伸びの学習指導では,生徒が実験を行い,実験結果を正しくグラフ化し,そのグラフから力の大きさとばねの伸びの関係を見いだすことが重要である。本研究は,力の大きさとばねの伸びの学習において,生徒一人一人がThe Four Question Strategy (4QS) に基づいて仮説設定を行ってから実験に取り組むことが,生徒のグラフ作成能力の習得に与える効果について実践を通して明らかにすることを目的とした。そのために,力の大きさとばねの伸びの関係について4QSを用いて生徒自身が仮説設定を行ってから実験を行う実験群と,4QSを用いないでクラス全体で討論しながら仮説設定を行った後に実験を行う統制群を設定して,両群のグラフ作成能力の習得状況とその応用問題への適用状況を比較検討した。その結果,次の2つのことが明らかになった。1つは,4QSを用いた実験群の方が,4QSを用いなかった統制群よりもグラフ作成能力を習得した生徒の割合が有意に高かったことある。もう1つは,応用問題に対しても実験群の方が,統制群よりもグラフ作成能力を適用できる生徒の割合が有意に高かったことである。</p>
収録刊行物
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- 理科教育学研究
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理科教育学研究 51 (3), 75-83, 2011-03-10
一般社団法人 日本理科教育学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390288535621086592
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- NII論文ID
- 110008513416
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- NII書誌ID
- AA11406090
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- ISSN
- 2187509X
- 13452614
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- NDL書誌ID
- 11034022
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可