多中心性に病変を認めた男性外陰部乳房外Paget病3例

  • 瀧川 充希子
    独立行政法人国立病院機構岡山医療センター皮膚科
  • 眞部 恵子
    独立行政法人国立病院機構岡山医療センター皮膚科
  • 浅越 健治
    独立行政法人国立病院機構岡山医療センター皮膚科

書誌事項

タイトル別名
  • Three Cases of Genital Extramammary Paget's Disease of the Male with Multicentric Lesions
  • タチュウシンセイ ニ ビョウヘン オ ミトメタ ダンセイ ガイインブ チブサ ガイ Pagetビョウ 3レイ

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抄録

<p>外陰部乳房外Paget病(EMPD)では稀ならず多中心性に病変を生じる.今回,多中心性病変を生じた男性EMPD3例につき検討した.症例は50~70代で,陰囊周囲に複数の病変(各7,5,5病変)を認めた.2例で真皮内浸潤を認め,1例ではセンチネルリンパ節転移陽性であった.2例は熊野らの分類における陰囊数珠状型,1例は陰茎偏奇型と陰囊辺縁型の混合型もしくは陰囊数珠状型の不全型と考えた.斑状病変にもかかわらず真皮内浸潤を認める症例や,境界が不明瞭で肉眼的無疹部に病変が存在する症例があり注意を要する.</p>

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