ジャガイモとトマトはおいしい野菜だが,毒がある?
書誌事項
- タイトル別名
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- ステロイドグリコアルカロイド生合成の解明とその応用
説明
ジャガイモはステロイドグリコアルカロイド(SGA)と呼ばれる有毒なα-ソラニンを含有している。SGAは少量であれば不快なえぐみを示す程度だが,多量に摂取した場合は食中毒を引き起こす。トマトにも有毒なSGAであるα-トマチン が葉や花、未熟果実に蓄積しているが、赤く熟した果実には有毒SGAは蓄積しておらず、食中毒を引き起こすことはない。本稿では、SGA生合成遺伝子同定に関する最近の研究の進展を解説するとともに,それらの知見を生かした有毒SGAを生産しないジャガイモの作出について紹介する.
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 57 (8), 726-730, 2021
公益社団法人 日本薬学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390288912170063872
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- NII論文ID
- 130008070458
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可