LC-MS/MSを用いた畜産物中のアルベンダゾール代謝物の分析法

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タイトル別名
  • Determination of Albendazole Metabolite in Livestock Products Using LC-MS/MS
  • LC-MS/MS オ モチイタ チクサンブツ チュウ ノ アルベンダゾール タイシャブツ ノ ブンセキホウ

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抄録

<p>畜産物中のアルベンダゾール代謝物(代謝物I)の分析法として,試料を塩酸酸性条件下で加熱した後,酢酸エチル–n-ヘキサン(1 : 1)混液で脱脂し,代謝物Iをアセトニトリルで抽出後,塩基性条件下で塩析し,スルホン酸塩修飾ジビニルベンゼン-N-ビニルピロリドン共重合体カートリッジカラムで精製する方法を開発した.測定はLC-MS/MSを用い,イオン化はESI法(ポジティブモード)により行った.また,分析カラムはODSカラム(Inertsil ODS-4),移動相は0.05%(v/v)ギ酸および0.05%(v/v)ギ酸含有アセトニトリルを用いた.4種類の畜産物(牛の筋肉,牛の脂肪,牛の肝臓および牛乳)に対して代謝物Iを残留基準値濃度および定量下限値濃度(0.01 mg/kg)で添加し,開発した分析法により回収試験を行った結果,真度83.6~97.9%,併行精度1.6~6.1%の良好な結果が得られた.</p>

収録刊行物

  • 食品衛生学雑誌

    食品衛生学雑誌 62 (4), 113-118, 2021-08-25

    公益社団法人 日本食品衛生学会

参考文献 (7)*注記

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