測定部位に額を用いた脈波計の開発

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タイトル別名
  • Development of an Instrument for Plethysmography on the Forehead

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抄録

自律神経機能を評価する一つの方法として,心電図計によるR-R間隔値の揺らぎを解析する方法が知られている.ほぼ同等の方法として,指尖または耳たぶの毛細血管の血液量の変動を光の吸収と散乱によって検出する光電式の容積脈波などの,揺らぎを解析する方法がある.これらの方法は,測定中,手や腕の動きが著しく制限される.これらの制限を除くため,額で脈波を検出するポータブル装置の試作を試みた.その結果,作成された装置は従来の方法と同等の脈波を得られることが確認された.これにより,手や腕の動きを制限することなく,自律神経機能を評価することが可能になると思われる.

収録刊行物

  • 教育医学

    教育医学 61 (2), 198-205, 2015

    日本教育医学会

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